2023年7月~11月のまとめ

 なんかいろいろやりたいことやってバタバタしてたので、まとめをまとめて。

●2023年7月~11月のまとめ

○7月
・関西文脈の会『帝国図書館』
・棚主の集い・積ん読編。図書館は積ん読の権化であり、電子書籍は積ん読からの開放である。
・謎ドキュメンタリー。画の美しさもさることながら、ナレーションもテロップもなく、すごく観やすかった。一押し。
・謎先生。言及無し。「祇園囃子が恋しいですね」
・小説『祇園祭』
・「ここ見れ」。結果としては「共有デスクトップ」が勝ち。
・宵々山&宵山、前半戦。杉本家、「祇園祭礼図襖」@保昌山近く、など
・巡幸の朝。たくさんのセットアップとオンユアマーク。
・「ヨーロッパ企画25周年カフェ」@カフェパラン。おもに文芸書目当て。やはり時代はzine、との想いをあらたにした。
・阪急止まってる情報くれる友は良き友なり。
・宵々々山&宵山、後半戦。通勤途上の山鉾建てなど。還幸祭。
・panscapeのコンプレ。美味いパンはもはや凶器。
・カフェパランのクラフトコーラ
・青い鳥、新しいプロフィール画像と更新されないアプリとしての。
・「最高の教師」「ばらかもん」

○8月
・謎ミーティング
・謎宴。豚眠菜園に挑戦。
・メロン・タイミング
・連休10daysがスタート
・『土偶を読むを読む』
・謎獲得戦即決(あぶなかったねえ)
・『共振するデジタル人文学とデジタルアーカイブ』
・「egamiday3+」の運用を開始。ブログ移転は15年ぶりくらい。
・コロナ禍後初、超絶久々な旅行事務のオッサン。4年ぶりの準備でいろいろとカンが鈍っている。
・送り火
・奈良。ほんの入口、等。
・四十肩から五十肩へのステップアップ(治りが悪いだけ)
・西陣ことわざ「右往左往してもとんが」
・「オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方について」、ライブラリー・スキーマ。

○9月
・来訪に次ぐ来訪
・code4lib。「#デジタルアーカイブクイズ」(#デジタルアーカイブクイズ @Code4Lib JAPAN – パワポ資料 https://egamiday.sakura.ne.jp/egamiday3plus/20230902/114/
・『京都SFアンソロジー : ここに浮かぶ景色』
・「切り裂きはしないが攫いはするジャック」@栗東。推理劇と科学哲学とSNS言説とヴィクトリア朝時代をコメディ舞台にしたもの。
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↓ここから、EAJRS2023年次大会@ルーヴェン・ベルギー(#202309eu)
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・鉄路に次ぐ鉄路
・フランドルっていいよね
・再会。初期補正を超えてくるチョコレートと、初期補正並みのビアカフェ。
・ベルギーはグラスもビールのうち。
・古建築と日当たりと熱帯夜。”冬をむねとする”土地柄はこれである。
・藪田貫「日本の旧家に眠る資料–政事・文事・家事」。国際性、学際性、資料のとらえかたと考え方について。
・予習の成果(zalm=サーモン)
・オープンに終わるパネル
・日本でのマスクはこんな感じ。
・ルーヴェンに行きつけのビアバー(Metafoor)ができる。4日で5回くらい行ってる。良きビアバーはインフラ。
・謎カードゲーム・持ち札推理編。
・パンの美味いは七難隠す&スペキュロス味というソウルフード
・行きつけのベトナム料理屋もできる。
・ワーテルゾーイ
・まだしがめるワークショップと日本学の変容について
・3種のムール貝。うどんがほしい。
・これからのための課題ブレスト
・リアルタイムアタック・ライデン編
・おい、日本さ行ぐんだで
・余録:灼熱と溶解の歴博詣で
・なぜか時差ボケが軽い問題。機内で飲酒しなかったから説
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↓ここから、北海道編
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・国内線ほぼ乗らないので、こころひそかにはしゃぐ窓際
・祝・北海道初上陸。これが北海道かあ。
・再会
・貧相なのに美味いウニ
・札幌図書情報館(改装閉館中)
・クッキー爆買いファミリー
・ウポポイへの道
・”冬をむねとする”土地柄はこれである。
・結論・遠い(し、時間すげえかかる)
・結論・美味い(何がとは思い出せないくらい全部が)
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・参考文献整形のオッサン

○10月
・謎撮影2days、ここをこうこうこう
・「暴れん坊将軍」と「必殺仕事人」の日々
・人生の選択パズル、および解答編
・「スミソニアン国立アジア美術館の名宝」@建仁寺
・撮影に次ぐ撮影
・OCLC登壇@図書館総合展。いつでも、何度でも、という思いを新たにする。あと、同時通訳さんほんとごめんなさいとしか言えない。(OCLC News 第71号 (2023図書館総合展OCLCフォーラム特集号2) | 教育と研究の未来 https://mirai.kinokuniya.co.jp/2023/11/47140/
・この肩と生きていく
・『本は読めないものだから心配するな』
・(それを言うなら、「本は売れないものだから心配するな」では)
・「いちばんすきな花」
・「コタツがない家」
・「時をかけるな、恋人たち」
・概念を変えたアジフライ

○11月
・日欧DHクロストーク。ありがとうございました。(日欧DHクロストーク2023 https://sites.google.com/view/ejdhxtalk20231107
・ジンジャーブレッドラテの朝
・「世界の変え方はひとつじゃない」
・『ザ・バックヤード』国際日本文化研究センター編(国際日本文化研究センター – ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪 – NHK https://www.nhk.jp/p/ts/17NP738N5R/episode/te/1KQ3YK9XKQ/
・「ガウディとサグラダ・ファミリア展」@佐川美術館
・地蔵院・嵐山
・ヨーロッパ企画25周年記念興行 in 南座 「きっと、私UFOを見た。」。20数年越しのでっかいお土産をもらった、という感じ。
・(なお、だからこそ、ちゃんとしてほしい)
・和歌山詣で、ちょうどいい土地柄
・「トランスボーダー:和歌山とアメリカをめぐる移民と美術」@和歌山県立近代美術館
・本屋プラグ
・和歌山市民図書館と移民資料室
・「ニッポンおもひで探訪」(NHK)(ニッポンおもひで探訪 〜北信濃 神々が集う里で〜 – ドキュメント20min. – NHK https://www.nhk.jp/p/ts/YN5YRJ9KP6/episode/te/NLZQG4KPLQ/
・人間ドック
・南座配信ロス

今日の文献読みメモ: 「オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方」

科学技術・学術審議会情報委員会オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方検討部会. 「オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方」(審議のまとめ), 2023.1.25.
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/004/mext_00001.html

・新・デジタルライブラリーを2030年度をめどに実現する
・大学図書館機能を物理的な「場」に制約しないよう、「ライブラリー・スキーマ」(基本的な論理構造としての)として再定義する
・人材、キャリアパス、システム共同運用などのコンソーシアム
・デジタルプラットフォームの共有・相互連携
・研究データ管理環境と支援体制を構築する(発見可能性、利活用、リテラシー教育)
・NDL・国文研の大規模基盤構築を踏まえて、自館蔵書のデジタル化を進め、全国規模で連携したデジタルアーカイブを構築する
・人文社会系の専門書等、電子書籍化が遅れているところは、大学図書館自身がデジタル化・オープン化を担う

 以上、DA・DH目線でのみ追ったのでざっくり&偏ったメモですが、ライブラリー・スキーマについてはもっとわいわい議論されるべきものとして、以下、コピペメモ。

※ライブラリー・スキーマ
・「教育・研究のDXが進展する中、今後の大学図書館には、物理的な「場」に制約されることなく大学図書館機能を再定義し、それに沿ってサービスを実現することが求められている。例えば、教育では「いつでも、どこでも、誰とでも」という教育や学習スタイルへの変容が想定されるが、その中で情報へのアクセスという観点から教員や学生がそれぞれどのような情報利用空間を必要とするかについての整理・再検討が必要となる。その前提として、様々な利用者に適した図書館のサービスをデザインするために必要な、自らの存在を規定する基本的な論理構造としての「ライブラリー・スキーマ」を明確にする必要がある。「ライブラリー・スキーマ」が実際にどのように見えるかは、研究あるいは教育の文脈、分野や立場(教員か学生かなど)によって異なっており、特に今後、仮想的な空間において大学図書館機能の実現を図る際には、その点に十分な留意が必要である。将来的には、利用者の立場ごとに異なる仮想空間(メタバース)を設けて、「ライブラリー・スキーマ」と接続することが想定される。」
・用語解説
「図書館のサービスをデザインする上で必要となる基本的な論理構造のこと。①物理的空間のデザインなどのハード面、②様々なコンテンツの提供や図書館員によるサービスなどのソフト面、③その両者の関係性、を定義するものであり、これを具体化したものが、実際に存在する図書館とそこで提供されるサービスとなる。図書館ごとに唯一のライブラリー・スキーマが定められるが、利用者の属性(分野や立場等)によって、見え方が異なる点に留意が必要である。」

 以下、国大図協シンポ後の感想ツイートから。

 オープンサイエンス云々はその通り、今回の焦点だったライブラリースキーマはまったくもってその通り、という感じで、この諸事かまびすしい時勢に”論理構造”を再確認しようぜという地に足のついた話ががっつりされたの、希望しかないなと思った。
 でも横国大のビジョンがすげえよかったので、もうあれでええやん的な。あと以前小野さんがツイートしてた図みたく、皆で得手勝手各々の視点で「うちとこのライブラリースキーマ」を百花繚乱させたうえで、ええタイミングで上澄みをまとめてくだすったらいいんじゃないかな。アイデア出しは多いほど良い。
 とは言え、既存の現場・組織ベースの焼き直しになっても困る(論理構造なんだから)し、そもそも大学の、研究学術の、社会のスキーマとどう接続するんだ、のほうが大事だと思うので、このスキーマの外枠が「図書館」という殻であっては困るよな、ていう。開かれて/接続可能でないと。
 しかもこれは”新しい話”ではないんだ、というのも耳タコで認識されたい、今に限らず太古からもともと大学や図書館は”オープン”な”サイエンス”の場であるはずだから。

 とりあえずみんなでわいわい「うちとこのライブラリースキーマ」やったらいいんじゃないすか。
(「うちとこのライブラリースキーマ」みたいな発想は、うちみたいに専門特化した機関だからお気楽に言えること、なのかもですが)

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