極私的・今年のアルファコンテンツリスト 2024
年間の極私的アルファ級コンテンツ、要するにMy Favorite Thingsのまとめリスト。
・「光る君へ」(ドラマ)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
文芸史ドラマのはじまり、と思いきやそれ以上に、大石静脚本の怒濤だった。最終、菅原孝標女が一番尊かった。
・「想い出づくり。」(ドラマ)
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d0021/
山田太一作品の中でも、いつか、一度は観てみたいとかねてより思ってた、TVerでは期待すべくもなかったような作品が、なるほどBSで観れたのでした、ありがとうございます。田中裕子の人が最高。
・「家呑み華大」(テレビ番組)
https://www.bs-asahi.co.jp/ienomihanadai/
博多弁が生理食塩水のように身体にするすると染みていく環境ビデオ。
・『日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題 : 文化の架橋者たちがみた「あいだ」』(書籍)
https://www.chuko.co.jp/zenshu/2024/02/110148.html
めちゃめちゃエキサイティングで、バスの中で読みながら気分上がりまくりになってた、今年読んで良かった本の類の極私的第1位。国際日本文化研究的かつ本棚の中のニッポン的であり、文芸史かつ文芸の鑑賞と鑑賞的であり、あ、やっぱり自分は文学畑の人なんだという里帰り感傷的であり、このまま終わらなければいいのにっていう。
・ポケ丼(食)
シアトルのお店(https://fobpokebar.com/)でいただくことができた中で、今後につながるという意味で極私的に一番よかったのが、結局これだったという。日本で出会うほうがむしろ難しそう。
・「虎に翼」(ドラマ)
https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/
内容は言うに及ばずですが、とにかくテンポの速さがすごかった、毎話がダイジェストかと思いくらいなので、半年ちゃんと併走して観れてよかったねという感じ。
・「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ番組)
https://www.tv-tokyo.co.jp/rosenbus/
ここへきていまさらかつにわかに、BS再放送によって”路線バスもの”熱が掘り起こされたという。よく考えてみれば、自分の一番好きなタイプの旅ものだった。リアルタイムで観れてなかったのが残念。
・ブックカフェ上方演芸(カフェ)
https://librize.com/places/16422
大阪のhidden gem、ライフが回復する補給ポイント、かつロールモデル。いごこちとやりがい。
・「アンメット」(ドラマ)
https://www.ktv.jp/unmet/
過去の事件が尾を引いていてどうのとか、記憶がなくなってどうのとかいうドラマは昨今ザクザクと出てて食傷気味の向きもありがちなものの、これは特に群を抜いてというか選り分けてでも観てよかったやつ。若干のファンタジーっぽさはあるものの、その語り方の妙も、こころのあたたまりかたつかまれかたも、映像の丁寧なうつくしさも、しっかり味わえて満足感が高かったという印象。
・ヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」(演劇)
2016年以来、8年ぶり2度目、殿堂入り。「熟成されたチーズの鍋に二度漬けされたような、濃厚なセリフの応酬を浴びる体験。染みついたにおいを洗い流さずこのままビール飲みたい。」
・フランツブレッヒェン(食)
ブルガリア・ソフィアでなぜか出会った、ドイツのローカルなシナモンロール。デニッシュ生地で、ぐにゃっとひしゃげてて、食べやすくかつ食べ応えがある。気に入りすぎて、買って日本まで持って帰ってきた。
cf: https://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/381.html
・ボヤナ教会
・ソフィア大学図書館ツアー
そのうちに別記事で書く。
・『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(書籍)
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334103804
よくある学生向けノウハウ本だと思われてますか? とんでもない、ぐいぐい読み進めてしまうリーダビリティで、終盤に至っては感涙で目頭を熱くしてたという、稀代の。一説には「ミステリー」でもあるらしい。
・シベリア少女鉄道「君がくれたラブストーリー2024」(演劇)
これも2016年以来の8年ぶり2度目、やはり殿堂入り。世にある会話劇の中で最高傑作だと思っている。
cf: https://www.siberia.jp/
・さざえ堂(建築)
https://www.aizukanko.com/spot/138
数回のぼりおりして、外から中から、上から下から、舐めまわすように堪能して、結果1時間くらいいてた。
・カタン(ゲーム)
ははあんなるほど、ボードゲームってこういうことなのかあ、と納得いたしました。
cf: https://catan.jp/
・柿の博多押し(食)
・「ヨーロッパ企画のまたとない夜 第4夜 SSMF2024慰労会、東京本戦直後の宴」(イベント)
配信にて。ヨーロッパ企画メンバーの掛け合いトークというスタジオ感、だけでなく、映像作品にまつわる創作談義&メディア談義もをあわせて、時間を気にせずたっぷり聴くことができたという、極私的に得しかしない、なんなら円盤でほしいくらいのコンテンツ。
・『モンテレッジォ : 小さな村の旅する本屋の物語』(書籍)
https://hojosha.co.jp/menu/591906
好きしか知らない。
以下、手前味噌編。
・「『春の画』を観たメモ」(egamiday3+)
・「Specialist Spotlight: Toshinori Egami」
https://guides.nccjapan.org/homepage/news/news/Specialist-Spotlight-Toshinori-Egami
・「202403us シアトル日記その1 : CEAL・NCC・AAS編」(egamiday3+)
・「202403us シアトル日記その2 : 旅情&旅行事務編」(egamiday3+)
・「シェア型書店の棚主を始めて1年ちょっと経ったので、何がどう売れたかのなんちゃって分析メモ・2024夏」(egamiday3)
・「ネットが無かった30年前の学生はどうやって勉強してたのか、という想い出がたり 検索編」(egamiday3+)
・「日欧DHクロストーク#2- オープンサイエンスを支えるデジタルアーカイブと司書のスキル」
https://sites.google.com/view/ejdhxtalk20241126