202403us シアトル日記その2 : 旅情&旅行事務編

 2016年3月以来、8年ぶり3回目のシアトル。
 その旅情と旅行事務その他についてです。
 例によって、仕事で行ってるので、旅情のほとんどは食事と街並みと交通とかになります。

●旅行事務
・前回(https://egamiday.sakura.ne.jp/egamiday3plus/20240224/188/)の旅で、10年以上使ってきた行商人スタイルの大きめキャリーバックパックの車輪がとうとう割れてしまい、新しいものを調達しなければならなくなったのですが、前回同様に自立性は弱いがコロコロも背負いもできるリュック型にするべきかどうか検討するも、いや、周遊型旅情用の小さめキャリーならまだしも、滞在型出張用の大きめキャリーにもはや背負いの機能を求められるようなご身分の年齢と身体ですか、と。そんなもの無理に背負いなり片肩掛けなりして、幾十肩をまた発症してしまうようでは元も子もないので、観念して角形四輪の自立性の高い一般的なキャリーケースにしたところ。
 ……ちょっと押すだけでスゥッと進むし、手を離しても倒れないから両手使えるし、え、なに、めっちゃラクラクなんですけど!? みなさんふだんこんなラクチンな思いしてたんですか!? っていまさらのように感動してたという。

●往路
・往路は、伊丹→羽田→シアトル。
・雨の中を阪急で伊丹へ向かおうとしたところ、駅まで来たところで運行止め・再開未定とわかり、わりと余裕かましてたので一気に焦ってしまい、私の頭の中の西村京太郎が「急遽のリムジン」(京都駅発)を選択。実はいわゆる空港行きリムジンバスの類を初めて使ったのですが。
 ……え、なに、めっちゃラクラクなんですけど!? (但し、めっちゃ空いてたため)
 結果、早めに伊丹空港に着いて、なんなら一便前のに乗せてもらえたという。
・伊丹空港にて、機械でセルフチェックインしようとすると、「対面カウンター行き」を命ぜられ、めんどくさいなあと思ってカウンターに行ったら、なんかわりといろんな質問されて、結構長いことなんか入力してはったんで、あ、事前情報入力的なことができてなかったんだな、という旅行事務反省。
・空港のようなサービスの標準化が進んでいる場所へ行くと、Pitapa民は水ひとつ買えなくなる、というあるある。
・濃い茶というライフライン。
・数日前に航空会社(Delta)から来てたメールに「あなたの国際線ではWifiが使えません」と書いてあり、マジかと思って大量のKindle本と持ち出し番組を用意。なお、本当に使えなかったかどうかは、結局試さなかったので不明。
・さすが、東京-シアトル間ともなるとフライトが8時間とかしかなくてめっちゃ近い。ていうか、予定より1時間くらい早まってる。
・Deltaは55のGにしくはなし。Cはフェイク。ただし本機に限る。
・機内食は、まめや芋を野菜とみなしてる土地柄の夕食(ただし豚肩ロースは優秀)と、ひと口でやめた謎パン朝食。

・結局眠れるわけもなく、だましだまし、かき集めて2時間くらいうつらうつらしたくらいで、日本時間12時前に叩き起こされ、現地時刻朝9時過ぎに着陸。
・入国審査所にて。数人ほど前の方にいた留学っぽい日本人女性が、やたらあれこれと質問され説明させられて何度もスマホとか書類とかを見せたりを延々やってはったので、気の毒だなあと思いながらこっちもドキドキしてたら、自分が当たった審査官がバディを組んでの研修中かなんかだったらしくうすらにこやかで、AASの名前を出したら「あーはいはい」という反応で、「What do you do?」(この質問がいつも苦手で、職業を聞かれていることにしばらく気づかない)に「ライブラリアン」と答えるとバディの先輩の方がむしろわからないのを優しく教えたりしてて、で、さらっと終わった。一方その頃、留学っぽい日本人女性の問答はまだ終わってなかった、気の毒だ。
・延々駅まで歩いて、鉄道で市の中心部へ向かう。
・シアトルの市内交通で使えるICカードを「ORCA」と言うのですが、2016年訪問時に買って持って帰ってたのを、試しに持ってきたら、もちろんちゃんとそのまま使えて、しかも5ドルちょっと入ってた。1ドル110円くらいだったころのやつなので、200円くらいもうけた。ただし、デイパスの入金をして終わったつもりでいてタップしてなかったため、車内検札でイエローカードを切られた、危ない危ない。

●宿
・まずシアトルの(いやたぶん全米全世界の)ホテル代相場が高騰しており、どこをとっても泊まれやしないという中で、それでも許せる価格帯で、会場から遠すぎず、コンロはなくても電子レンジと流しがあって、何よりバス停が真ん前でかつ土地勘があるのが安心というので、前回とまったく同じホテルを選択したのですが、相場高騰と円安と何だかのせいで、前回(2016年)と同じ泊数なのに倍ほど払うことになった。支給される宿代は定額なので当然足りず、いろんな財布がふっとんだ計算になった。マジでどうにかしてほしい>定額制。
・往路の機内でほとんど寝てない朦朧とした身体だったので、アーリーチェックインさせてもらえたのは幸運の極みだった。おかげで多少は回復した。ただしそのせいか、中庭側の部屋だったはずが道側(後述)の部屋だったんだけど、まあ、もうええわ、だった。
・そのかわりというか、上階の足音や隣室の水音が結構聞こえるし、隣室の会話もまあまあ聞こえるし、隣室のいびきまでもがまあまあ聞こえるし、どんな宿へ行こうが旅に耳栓は必須なんだなと悟った。なかったらほんとに眠れてなかったでしょう。まあ、あっても、耳栓を通す隣室のTV音で起こされたけど。
・で、あの値段か…(つらい)。

●街-治安関連
・前回訪問時のblog記事(http://egamiday3.seesaa.net/article/436982919.html)に「こんなに居心地のいい街だったとは!」と書き残しました。そう言える街にはそう巡り合えるわけでもないです。
 なので、以下は心の痛む話になってしまうのですが。
・コロナ禍のためか経済の影響によるのか、街の治安はかなり悪くなっているようでした。これはネットの事前情報や個人的感想だけでなく、北米の他の都市から来てる人が多く口にしておられたので、そういうことなんだなと思います。
・前回訪問時もホームレスの多さには気づいていて、それはひとつの安心材料かのようにとらえていたのですが、今回はその比じゃなかったというくらいで、街中の一等地、京都の四条烏丸や四条河原町にあたるあたりには常時たむろしてはるし、そうでない通りでもだいたい誰かいはるし、歩道は汚れが染み入ってる感じになってて、歩いててたまにふわっと嗅いだことないお香のようなのを感じるのは、たぶんそういうことなんだなと。
・比較的安い小売スーパーやファーストフード店にたむろは多いようで、鉄格子やカメラや警告貼り紙やで、店内は基本のぞけない感じになってたり、何なら品がほとんど出てなかったりで、買い物しようとしてもなかなかできない。有名大型スーパーとかになると、入口でセキュリティの目を光らせてる感じ。
 ただ、数分歩くとそんなこともないスーパーがあったりして、このあたりの街の感覚は、数日滞在しただけではまだなんともわかんない。
・卵か鶏かだけど、そんな街中一等地のメイシーズもしばらく前に閉店してしまい、他にも軒並みいろんな店が閉店してしまったとかで、そういう店がなくなるとますますたむろする人がいるだけのエリアになってしまいそうなところ、最近メイシーズ跡にユニクロが入って、なのでユクニロはめっちゃ感謝されてる、ということらしい。
・特に宿所まわり、このあたりは前回滞在時も他所に比べて多い土地柄だなあと思ったのですが、やはり昼夜となく歩道にたむろしておられるので、部屋のカーテンは常時閉めておいて就寝時は耳栓。
 それでも昼間なんかは、公園や歩道で地域コミュニティの人たちが何かと出張っては人的交流する活動をおこなってるみたいなので、街をつくるのは人の努力というのはどこも変わらないんだな、って思います。
・そんな宿所に、例えば夜の会食後はどうやって帰るのかというと、一筋ずらして別の通りを行くとグッとマイルドになる、というようなtipsを教わって、即座に活用したりしてたので、やはり、街の感覚は簡単の見聞きだけではわかんないですね、先導者も本能や観察眼もいる。
・なお、市内鉄道で3駅の、ワシントン大学があるUniversity Districtのあたりは滞在エリアとして考慮してもよさそう。1駅先のCapitol Hillあたりも昼は良さそうなんだけど、夜間はどうかわからない。

●街-その他
・地元の人に、良さげな食べ物やさんや歩いて行ける距離のスーパー、安心して歩ける通りなど、さまざま情報を得る。得た情報に沿って行動してみると、確かに良い。さすが、郷に入っては郷の先達あらまほしきことなり。
・ユニオンレイク方面へ行く、あの短い距離を往復しているストリートカーの、この街における位置づけがまだちょっとよくわからない。
・なお、ユニオンレイクが市民の憩いであることはわかった。早朝散歩のうえでサンドイッチ朝食にしようとしたら、鳥さんに狙われそうになった。

・Amazon Sphere、いつでも誰でも行けるから行くといいよ!と地元の人に教えてもらい、おおそうか、音に聞くあのAmazon Sphereは街中のこんな近くにあったか、と思って空き時間にのぞきに行ってみたところが、ゲートキーパーにはじかれ、「第3土曜予約制」という新ルールを知った。うん、まあ、諸々考えれば、そりゃそうなるだろうな、と。web予約らしいが、空席など無い。まあそうなるよな。ゲートキーパーの人らもくそほど同じ説明させられてそうだったし。
・海沿いを歩いていると、海の景色(注:シアトルの海は湾)やその西日もいいんだけど、遠くに高く長く連なる雪山連峰のながめこそが、我が輩のこころなるものをわしづかみにしてくるので、あ、こっちのが好きなんだな、とあらためてわかる。富山かなって思う、富山あんま行ったことないけど。

・シアトルと言えば、マウントレーニア。キャンパスから真正面に見晴らせる堂々たる美しさ、シアトル空港駅あたりから見上げられるラスボス感なんかは、なんかあそこだけ現実離れしててファンタジー映像かなって思う。海沿いからも拝めるし、そのユビキタス感はお釈迦様か菩薩様かじゃなかろうかという。日本人的に称して「タコマ富士」というのも、まわりに高い山がいっさい無くて単独で堂々としてる感じがまた良い。


・大学へはいまはもうみんな市内鉄道で行くんだろうけど、あえて路線バスで向かうと、あの日のブロードウェイ&キャプトルヒルの記憶、あの日の湖、鉄橋、雪山の記憶が蘇ったりする。風向は明媚だし、暮らしやすそうな街なんですよねほんとに。
・3月17日だったので、セントパトリックのパレードにちょうど行き合った。ニューヨークのほどではないにせよ、ノンコマーシャル感がむしろ良いじゃないですかね。

●ワシントン大学
・ワシントン大学最寄りの市内鉄道駅は2つあり、キャンパス辺りはおおむね北から南へ下る丘状になっているので、行きは北側の駅から、帰りは南側の駅へと下ると良い、というダウンヒル理論。
・キャンパス内には桜がびっしり植わってるクワッドがあって、ちょうど咲き始めた感じのドンピシャな頃だったので、学生だけでなくおそらく市民のみなさんもたくさんいらっしゃるのでしょう、大学側も分かってらっしゃるという感じで、仮設トイレも準備してるし、インスタに上げちゃってよね!と売り込んだりもしてる(Cherry blossoms at the UW https://www.washington.edu/cherryblossoms/)。


・ていうか、こんな桜ドンピシャな時期にこの土地に来ることなんて、AASでもなけりゃなあ、と。

●その他
・時差ボケについてはまあまあの苦しまされ具合だった。
 序盤は、午前様でメール対応ののち、ちょっとお酒を入れて、かなりの夜型時間に寝付き、耳栓のおかげで5時間弱の睡眠を取れる感じ。
 中盤は、さらに遅い時間に寝付き、朝はもうぎりぎりまで。
 終盤は、むしろもう何をしても短時間しか眠れなくなってしまい、ていうかもはや帰国も近いんだからこっちの時間帯には合わせてられないという感じ。
・↑どうも米国短期出張のときは毎回おおむね似たようなサイクルになるらしい、という経験則で、これはたぶん、序盤は効いてた無理が、だんだん弱って体内時計通りになろうとしてる、という解釈な気がする。つまり、帰国日まで短ければ身体をならすべきではない(しんどいのヤだけど)。
・会食して、支払いは個々にクレジット払い、なんてことは当たり前に用意されているし、ちょっとしたコーヒー飲むだけでもチップがタブレットで仕組み化されてるの、たくましいなと思った。

●復路
・復路は、シアトル→羽田→伊丹、の予定。予定は未定…。
・シアトル空港ではとにかく眠いのでおとなしく待っているものの、ディレイに次ぐディレイの案内で一向に搭乗できる気配がない。とうとうミールクーポンがスマホに届けられたので、フードコートでカルアポークをいただいてみたものの、大味で、あのpoke丼やさんのクォリティをあらためて知る感じとなった。
・結局搭乗は3時間半ほど遅れで、しかもすぐ寝落ちしたのでそこから何時間後に離陸したのかも不明。
・たぶんそれが待たされの原因なんだろうけど、wifiどころか映画システムもUSB充電も不可という、ディレイのうえの12時間近いフライトでは死刑宣告に近い状態。ビジネスクラスのほうはさらに気の毒なことに、リクライニングも全部電力だから使えなかったらしい。
・結局、4時間遅れの19:30に羽田到着。もちろん予約済みの伊丹行きには乗れないので、グランドスタッフが待ち構えていて個別相談をするのだけど、21時発22時過ぎ着の便に乗り換えろとおっしゃるのでしょうがねえなあと思ってたら、よく見たら関空行きなのでダメだこりゃと、急いで品川経由ののぞみに切り替える。京急の中で予約を確保できて、こういうとき、pitapaで乗れるようにしといてほんとよかったねえと思う。
・結果、シアトル帰りでなぜか品川名物貝づくし飯に舌鼓を打つegamiday氏。

■食

●ポケ(poke)
・地元の人に、「ここのポケは最高に美味いから」とオススメされたのが、宿所近くの「FOB Poke Bar」というテイクアウトのお店。

 説明しよう、ポケ(poke)とは。
 簡単にいうと「ハワイ風の海鮮丼」。
 アメリカといいヨーロッパといい最近では人気らしくどこででもpokeの店を見かけるんだけど、あやうく「pork」と見間違えて、お、豚肉料理か?と思ってしまうことたびたびだったりする。

 まず、なんとなくはわかるがなんとなくしかわからないオーダーシステムにどぎまぎする。ライスを選んで、シーズニングとトッピングを選んで、プロテインを選ぶらしいけど、それぞれが何種類選んでいいかとかよくわかんなくて、何回も「anything else?」って聞かれて、え、まだ選ぶの、もうそれだけでもいいんだけどな、みたいに答えると、さっき選んだやつを3倍くらい入れてくるから、結果、ライスに山盛りの枝豆がのったような謎の丼になる、ていう。
 あと、港町シアトルとは言え日本じゃないしある程度用心したほうがいいなと思い、生のサーモンやハマチっぽいのに行きたいところを、我慢してボイルのホタテやエビにしたりしてる。(ただでさえ時差ボケ寝不足で体調は底近いので)
 紙コップに入れられる味噌汁(ありがたいが、美味いとは言わない)がタダでセルフ、ただしフタなし。
 これをワンブロック向こうの宿所まで、ゆっくり運んで帰ると、ロビーでホテルスタッフに「おお、ポケかい、enjoy!」って声かけられたりするので、定番なんだなと。

 そして、これが間違いなく美味い。
 冷めてある程度かたくても米がある程度ちゃんと美味いのがいい。
 ワサビオイルにうっすらマヨネーズ味のソース、これが米にも魚にも付け合わせにもピッタリ合うから、なお良い。醤油らしい醤油がなくてもこれだけで美味い。

 あまりに気に入ったので、2回行ってしまった。
 そして家でもつくったろうと思っている。でもワサビオイルってどうしたらいいんだろう。…ああ、そこは普通にワサビでいいのか。

●シーフードレストラン

 ミーティングを兼ねた会食で、6年前にも訪れてめちゃめちゃ美味かったとblogに書き残してた店(Elliott’s Oyster House)を再訪。
 シーサイドで風景がいいし、湾の向こう側に夕日が沈んで、さらに空と海とが濃い濃い紫になるまでじっくり暮れていく様子、なんていうのがよい。
 今回いただいたのは、基本的に牡蠣でした。

 生牡蠣は、クマモトとオリンピア。おお、あのクマモト、日本からアメリカに渡ってきて、その後日本では養殖されなくなって、でも近年復活したという。
 メインで選んだのが、「pan Fried Pacific Oysters」、料理名と説明短文からどんなのが来るかなと想像しつつ待ってると、こんな感じ。

 まず牡蠣自体の味が濃い、調味料なにも無くてもしっかり旨い。
 また薄衣でしっかりコーティングされてるから、逃げ散らかしてなくてちゃんと旨い。しかも薄いから牡蠣を邪魔してない。これをいただいてしまうと、どんなに美味いカキフライだったとしても、ああそうか、多かれ少なかれパン粉に騙されてた疑惑はあるな、と気づいてしまうのでヤバイ。学んだので、後日自宅で牡蠣をお料理する際にふまえました。
 あと、ディップソースがちゃんと醤油ベースなのが、ああわかってらっしゃる、という感じ。

 なお、立地&クオリティと物価高と為替レートと税・チップ等の社会制度その他をふまえて、それなりにマシマシのお値段であることは、考えたらメシがマズくなるのでもはや考えますまい。

●ビール&ノンアルビール
・滞在中に行けたビアバーは、Elysianというところ(外でビールいただいたのは今回これのみ)。シアトルの地元ブルワリーで、その名前の缶ビールもあちこちで売っておられる。

 せっかくなので、飲み比べセット。このセットリストも自分で選んで指定できる、さすがである。
 以下、当日のそれっぽいメモ。
 Hobby Horse ウィートのクリアなの、シンプルなさっぱり甘み
 Space Dust 一口目は一番美味いホップ苦みの濃いの、あとになるとそうでもない問題
 Hazy96 麦汁味の中にのこるねっとりした甘み
 Superfuzz ホップ苦味じゃない苦味が濃い、他に類があるかないかわからない

・スーパーや食品店でビール買おうとすると、6缶パックかロング4缶パックがせいぜいなので、旅行者かつあれこれ試したい民にとっては非常に困るのですが…、買ったけど…。
・さすが日本と違ってノンアルコールビールも本気のアメリカさん、hazyだったりwitだったりhoppyだったり。
・そしてデンバー(2019年、注:)でもお世話になった、お茶にホップが入ったというegamidayさん的に最高レベルの飲料、今回もいただきました。HOPTEAという銘柄で、スパークリングで、Citra Bomb Oneという名前のいかにもホップ爆入れしたぞと言いたげ(同銘柄比で最上らしい)な、缶。お茶はホワイトティーでさわやかな渋みに、シトラホップの苦み香りがきつく効いてて、え、これって下手なノンアルビールなんかよりよっぽどビール飲料なんじゃないですかねと。お茶商品を大量に生産してる日本企業のみなさん…日本でもホップティーぜひ…日本人の肝臓を守るため…。
・ビールもホップみが強いし、ノンアルもホップがちゃんと効いてるし、ホップティーも当然ホップなので、結果的に後半はさすがにホップ食傷気味になってた、そりゃそうである。

●スーパー
・宿所からぜんぜん歩ける距離のところにWhole Foodsがあってここが一番使い勝手がよくてありがたかった。朝食調達に来れるくらいの位置だし朝から開店してたので、朝食食べにも来た。サラダバーで、チーズ(パルメザンとブルーチーズ)、サーモン、ブロッコリー、枝豆、ミニキャベツという勝手食材が、紙箱の中で最高のマリアージュを見せた。Whole Foodsのサラダバーというインフラが健在だったことを言祝ぎたい。
・宇和島屋&紀伊國屋書店。総合アジア食材店としての宇和島屋なので、興味深い調味料や加工品の類を多数見かける、むしろ日本に欲しい。ここで缶ビールの1缶買いが可能だったの、ちょっと興味ある。フードコートは、ファーストフードでこの値段ですかそうですか…。
・購入は、スパイスティー、土産用のチョコ(めちゃくちゃ高い…)

●その他
・ミーティングランチで、野菜を食べたい&想像つかないものをあえて選んで注文した、謎の「West Coast Toast」なるもの、おそらくアボカドと卵によるものなんだろうなというオープンサンド的なものなんだけど、ポーチドエッグが、なんていうんだろう、自分の卵苦手さをあらためて思い出させてくれた感じだったので、野菜だけ食べてたという感じ。

・スーパーで安マフィン・安チーズ・安すり身サラダマヨ和え等を買っておいて、サンドイッチにして食事とする小技も発動していた。(注:「安」っていってもそれなりにお高い)
・なんせどうしたって野菜不足になるのを、冷蔵庫と電子レンジとスーパーのカット野菜があると、かなり融通の利く野菜補足作業が可能になるという。
・今回はあまりコーヒーを楽しめなかった感がある。お高いか、雑然感やたむろ感で居心地があまりよくなかったか、体調があまりよくなくて濃い珈琲を楽しめなかったか、ていうかそろそろ過度に濃い珈琲を無計画に受け入れられるような年齢の身体でもなくなってきたんじゃないかという気がする。
・なおシアトルだけに某ター某クスについては、前回堪能したロースタリーはただの押し合いへし合い場所になっててコーヒーどころの騒ぎではなく、某1号店は長蛇の列で何の場所だ的な感じで、まあ、しかたないですね。
・前回に続き再訪した、大学近くの「カフェアレグロ」は、変わらずよかった。木造の内装、あふれる左京区感、絶妙のスパイスアイスティーとトマト風味のペイストリー、あれは何回でも行きたい。

・これも前回に続き再訪した、町のドーナツカフェは、やはりだらっと過ごせる格好の場所で、そしてドーナツが美味い。生地がしっとりふわっとしてる。シナモンシュガー、メープル、レモンのクリーム云々を、ほっぺたをベタベタ汚しながら食べる。

・ちゃんとしたアジア料理レストランでの会食(シアトルど真ん中のワイルドジンジャー)。中華系もタイ系も何系もさすがにどれも美味い。

・そう、電子レンジがあればドギーバッグでお持ち帰りができる、という利点。
・あと、レストラン等でのドリンクでいう「fountain」があらわす概念がぼんやりとしかわかってない気がする。どういうカテゴリで、どういうシステムなのか、店ごとにも違いそうだし。
・パイクプレイスでのシーフードとしては、市場店頭でイートinできる白身魚フライバーガーという、美味しくないわけがない。あと揚げたての焦げポテト。あと天命。

・宿のとなりに「ビスコット」という、たぶんビスケット生地で卵やソーセージなんかをはさんで食べる、という感じの有名店らしくて、スマホで予約せよという感じのことだったのでなんかよくわからずに前日の夜に注文したら、いや、店頭で待ち時間確認したうえで注文せよということらしく、なんやわからんまま翌朝行ってみたら、ワオ、あれマジ注文だったのね、的な感じでちゃちゃっと作ってもらったという感じだった。…ああそうだそうだ、この国って「仕組みはあってもそれに頼ることなく、コミュニケーションで解決するのが先」(すなわち日本と真逆)という行動様式の土地柄だったわ、と久しぶりにようやく思い出したところで、最終日の朝だった。なお「ビスコット」は、生地は重くて食べ応えがあり、具は美味く、そして謎の付け合わせが謎すぎて謎だった(グリッツ、要するにポレンタらしい、トウモロコシ粉のおかゆ)。

■図書館等

●ワシントン大学中央図書館

・3度目の来館ですが、さすがの荘厳建築。
・ふんだんな書架フロアは健在。
・でも館内に学生が居なさすぎてびっくりしている。コロナ? デジタル化? それか何かの日だったのかな?
・「ファミリースタディールーム」というお子様プレイエリアみたいな囲い閲覧室があって、おっ、と思った。
・知らんブックスキャナ機械もあった、要チェック。

●タテウチ東アジア図書館




 メモ:リノベ、展示スペースの効果、伊藤博文軸発見、ただのり。

●シアトル公共図書館
@8863
 ここも3度目の再訪。
 街がそうなので、もちろんここもで、1階ロビーは「そこが私の寝床でございます」状態。
 つまり『パブリック』は決して戯画ではない。だからこそ、あそこで問われていたことが何か、ちゃんと考えないといけない。

●アジア美術館
 空き時間を利用して。
 外から中の様子が見えるコンサベーションセンターの畳部屋というのが良い。その前で腰掛けて紹介ビデオを見られるの、いいしつらえですね。

●その他
 紀伊國屋書店は、変わらず。

202403us シアトル日記その1 : CEAL・NCC・AAS編

■CEAL・NCC・AAS編

 説明しよう、CEAL・NCC・AASとは。
 毎年3月に北米で開催されるアジア学会(AAS)の年次大会があって、その年次大会とタイミングを同じくして(だいたい1-2日早めに)同じ会場で、東アジア図書館協会(CEAL)の年次大会が開催されます。AASが研究者中心の学会で、CEALがライブラリアンの集会。なお、CEAL内に日本資料分科会(CJM)がありつつ、ほぼ同じメンツのコミュニティとして北米日本研究資料調整協議会(NCC)がもうひとつあります。
 いずれにしても、北米における日本資料専門家のネットワーク形成の場として重要な会議でありますから、うちとこからも毎年誰かしら参加するようにしており、2024年3月はシアトル(Sheraton Grand Seattle, Seattle Convention Center)で開催されたので行ってきました、というメモです。

●CEAL
●Keynote Speeches および Discussion (3/13)

・今年の基調講演テーマは「Artificial Intelligence (AI): Impacts on the East Asian Library」。ていうかその後の他の分科会もほぼほぼずっと「AI」、わかるけど、そこまでずっとはどうかと思うけど、わかるけど。
・いずれにしろ、今後この業界でのディスカッションには必ず顔を出すだろうからベースとしての知識理解は持ってないとやっていけなさそうだし、持ってなさいね、というテーマ企画なんでしょう。
・そういう意味での、マイクロソフトの人によるAI概説(https://www.eastasianlib.org/newsite/wp-content/uploads/2024/03/We-Learn-From-AI_Alice-Zhao.pdf)。
・概説を聞いてて、ふわっと、なるほど料理とAIは相性良さそうだな、という感想。いくらでも試行錯誤ができて、素材にはことかかなくて、時間や金銭のコストが低くて、組み合わせと発想が無限にあって、正解らしき正解があるわけでなく、しかもどんな人でも共通してある程度の興味を持てる、という。そして、そういう意味で、図書館や学術情報とAIとの相性というのはそもそもどうなんだ(相性の有無をそもそも議論せず適応して当たり前のような姿勢は早急すぎるのではないのか、の意として)、ということは念頭に置いておきたい。
・学術情報や東アジア研究との関わりとして、生成AIのメリットデメリット、中国研究・漢詩へのAI適用、図書館情報学が貢献できる役割、セキュリティやセンサーシップやバイアスや旧レーションといったもろもろの問題。(https://www.eastasianlib.org/newsite/wp-content/uploads/2024/03/20240315_CEALPresentation_Tang.pdf 等)
・そして、書誌情報の整理整形にAIではという説がとなえられるも、ただ、日本人名のヨミはちょっと難しかったんだけどね、とエクスキューズが入る。これが実は、2日目への壮大なネタふりであった(続く)。
・ディスカッション(https://www.eastasianlib.org/newsite/wp-content/uploads/2024/03/2024-CEAL-Annual-Meeting-II.pdf)のパートで興味深かったのは、ライブラリアンと生成AIのそれぞれの強み領域があるとして、それが重なり合うのはどの部分か、という話。「enhanced discoverability」「informed decisions」「personalized services」の3つ。

●Poster Session
・同志社の学生さんたちががんばってはりました。

●Committee on Technical Processing (CTP) Session

・テーマは「AI Tools and applications to metadata enhancements and manipulation」
・「AI and Romanization: Possibilities and Limitations」(https://www.eastasianlib.org/newsite/wp-content/uploads/2024/03/LEESON-CTP-Publication-revised.pdf
 韓国研究ライブラリアンによるAIを使ったローマナイズについて。データの質・量・多様性や、分析ではなく解釈の問題等。ここで我々は、万能かに見えた生成AIの前に無慈悲に立ちはだかる「日本人名のヨミの無理ゲーさ」を思い知らされることとなった。はっきり「解決方法は見つかっていない」て言うてはったし。
・「AI Tools Applied to Metadata Enhancement and Manipulation」、同志社・原田先生。こちらはレジュメを是非。肝は、データの質とチューニング。
http://www.slis.doshisha.ac.jp/~ushi/CEAL/ceal2024.pdf
https://www.slis.doshisha.ac.jp/~ushi/CEAL/ceal2024script.pdf

●Committee on Japanese Materials (CJM) Session

・具体的な内容については↓こちら。
https://www.eastasianlib.org/newsite/meetings/#cjm-program
・話の内容自体は、日本から来た身にとってはすでに見聞きしているものがベースではあったわけですが、他のセッションの中韓の発表者が、AIは、AIが、AIとは、を繰り返し唱える中にあって、日本からの活動事例2篇についてはどちらかというと、自分たちのこのプロジェクトはこういう大すがたをしていて、その中にあってAIはこんな感じです、という話だったようで、だからでしょうか、聞いてる方の中には「ん?」と虚を突かれた感の方もどうやらいたようにうかがったのですが、いやあたしはむしろ、こっちこそがリアルなAI噺なんじゃないですかね的な、口幅ったく言えば、AIってそういうことでしょう的な。そういうセッションとして(そういう意図だったかはともかく)非常に良かったのではないかと思いました。(だからこそ、来てない北米日本司書のためにもストリーミングとかすると良いのではと思うのだけど。)
・あと、ここで「国際コラボが云々」という発言をするために、私はシアトルにやってきました。

●North American Coordinating Council on Japanese Library Resources (NCC)

・国立国会図書館の送信サービスと、デジタルコレクションの全文テキストについてが、日本からの主要な情報提供。
・加えて、NCCの今後をどうするかをこれからディスカッションしていきましょう、という活動的な話、これは今後注目したいです。(だからこそ、来てない北米日本司書のためにもストリーミングとかすると良いのではと思うのだけど。)

●AASのあれこれ
・AASのセッションもやはりAIへAIへと草木もなびく感じだけど、少なくとも自分が拝聴した範囲のテーマは、もっと時間をかけてこなれさせていくんだろうな、という感じ。
・一方でたとえば「Navigating the Digital and the Material in Japanese Studies Research and Pedagogy」は、デジタルアーカイブとデジタルヒューマニティーズを教育その他の現場で具体的に活用実践するというような話なんだけど、「なぜマッピングするの?なぜデジタル化するの?」とか、「研究資源を教育資源に転用するのは、bumpy roadだ」みたいにあらためて言われると、それが難題だとわかってるけど(orがゆえに)、やっぱちょっとホッとする、なびいてるだけじゃないんだなと。
・Digital Humanities JapanのMeetings-in-Conjunction。コロナ禍中からオンラインなりその後の対面なりで、シリーズ的におこなわれてたの。3人くらいの実践報告がおこなわれ、わりと短時間でサクッと終わったんだけど、その感じがかえって良かったなと。カジュアルで軽くてゆるくて、でも同じことを同じように、繰り返し継続していることが持つ、イベントの機能性みたいなことを学びました。
・企業展示を見ていると、日本からの出展として「紀伊國屋さんグループ」の島と「日本出版貿易さんグループ」の島とがあって、書店さん出版社さんその他がその中で店子となって出展しておられる、なるほどそんなやり方をしてたのかと思いながら見てたら、その店子に「国立歴史民族博物館」という何やら見慣れたというか親近感の高い(?)ブースがあり、なるほどその手があったかと、広報およびコミュニケーションの拠点としてEAJRSなみのブース出展も考えられるんだけども、とはいえ、EAJRSとちがってAASは”図書館イベント”ではないので、やるとしたら総合的な情報発信や研究活動の協力といったことが必要となってくるだろう、という見積りをしてました。


・後から来た人用のイベントとしての、謎の一人芝居、どこかの国の山奥から日本の東京のど真ん中に急にやってきた、という話。

●日文研レセプション
・AAS参加者に、日文研を知ってもらうための、夜の催し。


・日文研は、飲み物と軽食を用意してソーシャルネットワーキングをしてもらう、そこに若干の日文研紹介タイムがある、というスタイルの催し。一方で、国文研さんも同日同様の枠があったのだけど、あちらは「紙料を分析すると…」的な研究紹介をがっつりとやってはったので、あれはあれで効果がある気がする。そうでなくても、たとえば飲みニケーションの場に院生の研究壁ポスターが貼ってあって、来場者と院生がもうちょっとインフォーマルにコミュニケーションする、ということをやってもいいんだし、コミュニケーションデザインはいろいろできるんじゃないだろうか、という感想。
・もろもろの事前打ち合わせの結果、スピーチは極々短くにしましょうということになり、図書館パート担当の自分はさてどうしようと考えあぐねていたところが、司会の先生が名前をまちがえて紹介してくれたので、「名前を訂正する」というツカミを軽くゲットできた。調子に乗って図書館紹介Youtube動画を見せて「私の俳優第一作目です」でまたゲットできた。もう充分なのでは。

■コミュニケーション・フィードバック・意見交換編

●聞いた話や考えたこと
・コンテンツ(広義)を図書館のカタログデータベースで検索可能にしてほしい、という、聞けば至極当然なんだが実は日本で実現できてないという話を、異なる人から複数回うかがったので、これはちゃんと考えたい。
 北米等では、WorldCatや図書館OPAC等で、文庫・コレクションレベルの書誌・所蔵、データベース自体の書誌、電子資料コンテンツはもちろんのこと、プログラムや検索ツール類といった諸々がデータとして登録されていて、検索可能となっている。これつまり「図書館目録」から脱却した(本当の意味での)ディスカバリーツールということだろうなのですが、一方で、北米のユーザやライブラリアンが同じものを期待して日本のデータベースを検索しても、もちろん日本ではそのようなデータが登録されていることがほとんどなく、検索ができなくて困っている、とのこと。一方でJapanKnowledge等は電子コンテンツのメタデータをOCLC WorldCatに投入している、ということを考えると、日本でも対策を取らないと、将来的には日本のコンテンツを検索するのにCiNiiよりもOCLC WorldCatで検索する方が便利、ということにもなりかねないんだな、という似たようなことを何度目か聞いたなという話。
 結局、まだ我々は図書館を「本があるところ(紙にしろデジタルにしろ)」と思ってる

・国際間でのILL現物貸借において紛失等の事故が多いため、一部の大学図書館が国際間現物貸借を打ち切るかもしれないとの情報があった。こちらとしてもちょっと要注視。

・国立国会図書館デジタルコレクションの図書館送信サービスにおいて、これまで実現していなかった海外機関での複写サービスが、4月より開始されることになった。(参:海外の図書館等向けデジタル化資料送信サービスで印刷(プリントアウト)ができるようになります|国立国会図書館―National Diet Library
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2023/240319_01.html)ただし、新規に申請手続きをおこなわなければならず、そのせいで、いままでだったら過去に認められたまま使えてきたこのサービスについて、海外側機関の法務部により契約が認められなくなるおそれもある、との意見があった。これもまた、引き続き注視しておく必要がある。

●個人的な雑感
・前回2016年のシアトル大会に参加したとき、egamidayさんはblogにこんなことを書いてました。
「CEAL/NCCへの参加は9年ぶり2回目なんだけども、9年前と比較したら、人数的にも勢い的にも韓国系の存在感ががっつりしてた。(これまでは)「いまはまだ韓国語蔵書少ないけどこれから増えていくだろう」みたいな未来予想図的なお話をどこでも聞いたんだけど、いまそれがはっきりと現実になっている様子がありありと見てとれた」(http://egamiday3.seesaa.net/article/436967407.html
 あれから8年経って、なるほど、あのころの未来であったリプレイスメントは完了したんだな、という感想です。人と配置の話を聞いてもそうだし、会場を歩いてて、聞こえてくるのが英語じゃなかったら、中国語か韓国語かが半々、という感じ。単独でではなくてグループでいはるので、それがよくわかります。加えて、同じく8年前に聞いたKorean Foundation的なインターンもちゃんと継続(再度、ちゃんと継続)してるらしく。
・30人規模のレストラン個室会食で、自己紹介タイムが始まったなと思いきや、要領がまったくわかっておらず久しぶりにしどろもどろなプレゼンになってしまった。
 要は、1人1人がそれぞれの自館事情(今回のテーマは日本の古典籍資料)について簡潔にトークするというもので、それを順々に30人全員がやるので、もちろん1時間程度はかかってるんだけど、でもこれすごくいいやつじゃないですか、日本の飲み会でもほんとに”人的交流”を云々するんであれば酒の勢いで銘々勝手に放談して終わるんじゃなくて、こういうことをちゃんとやったほうがよっぽどマシだと思たです。しかも、もちろんトーク中次々料理が届いてみんな食べながらなんだけど、ちゃんと話者の話を静かに聞いてるし(聞いたうえでのコメントはちゃんと飛び交う)、要はみんな「会合で人の話を聞き自分でも話す」リテラシーが当たり前にあるということで、これ日本の飲み会でやったら聞きもせず勝手にしゃべり合って終わるにちがいないから、なんだかな、ってなる。(それもあって、懇親会の類はもういいかなと思っている)

●その他もろもろのメモ
・紙すき工房があるアイオワ大学
・電子化2年予約待ちのマノア校
・レセプションに来ている日本関係者が少ない
・公立教育とDiversity・アジア系
・コンテンツをカタログデータベースでサーチャブルに(2回目)
・プランゲの電子化
・学生企画@メリーランド大学やワシントン大学
・元カタロガーという方に、ユニークな日文研書誌に助けられたと感謝される
・AIとカタロギング